第1話でのエリオットとミスター・ロボット(クリスチャン・スレーター)との電車での出会いからなんだかうさんくさいものを感じ、ミスター・ロボットはエリオットの妄想の産物ではないかという気が最初からしていました。
(ここからは1999年の映画『ファイトクラブ』のネタバレもアリ)
つまり、ファイトクラブ形式かなと思ったわけです。
途中で「Mr.ロボットはエリオット自身にちがいない」と確信してからは、徹底的にそういう目で見ていました。
というのも、
- エリオットとMr.ロボットが同じ部屋にいる場合、だれもMr.ロボットに話しかけないし、いつもエリオットのすぐ横、あるいはみんなの後ろにひっそりといるだけでかげが薄い
- Mr.ロボットと他のだれかが直接話すシーンにはエリオットがいない(=Mr.ロボットに見える男は実際はエリオットだろう)
- つねに「想像上の友だち」に話しかけているエリオット、どう見てもどこか精神的にこわれている
と思ったからです。
ただし、完全に確信したのは少しお話が進んでからで、最初の数話は疑いを持ってただけなので、もう一度最初から見直したいです。
あ、つまり、Mr.ロボットはやはりエリオット自身であり、ファイトクラブのタイラー・ダーデン(ブラッド・ピットが演じたキャラ)に当たることがシーズン1後半でさっさと明らかになるのです。
ていうか、Mr.ロボットがいきなり自分の父親の話をしたり、エリオットに彼の父親が死んだ時の話を聞いたりするので、Mr.ロボットはエリオットの父親なのではと思ったんですが、夫に「そうだったらエリオットがすぐ気づくはずだ」と却下され納得。
しかし、話が進むにつれ、ダーリーンが実はエリオットの妹であること、エリオットは(精神状態が悪いため)そのことを忘れてしまっていたことが判明します。
てことは、父親がだれなのか忘れていたということもありえる、と思った瞬間、やっぱりMr.ロボットは死んだはずの父親だった=エリオットの妄想だったことがわかるわけです。
それにしても、Mr.ロボットがだれなのかは最初からアヤシかったけど、ダーリーンが妹だった、というのは完全に不意打ちを食らいました。似ても似つかないですしね…(^-^; ふたりとも腕のいいハッカーだという点だけは似てますけどね。
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