2016年7月29日金曜日

『ベイツ・モーテル』シーズン1第6話以降のキャストと感想

つい先日「5話まで観た」と書いてた『ベイツ・モーテル』、その後数日のうちにシーズン1を観終えてしまい、感想を書く前にシーズン2に突入。

各シーズン10話ずつしかないので、この調子だと今ネットフリックスに上がってるシーズン3まであっというまに観てしまいそう(^-^;

画像はFacebookよりお借りしました

ちなみにシーズン4は今年の3月〜5月に放映され、来年3月から放映が開始されるであろうシーズン5がファイナルシーズンになるみたい。

人気があるからと言って無駄にだらだら続けるつもりがないのはよかった(シーズン2〜4を観たら意見が変わるかもしれませんが)。


さて、5話までのキャストについて『ベイツ・モーテル』シーズン1第5話までのキャストに書きましたが、主人公はじめ、ほとんどすべてのキャスティングがそれぞれのキャラにぴったりなんですよねぇ。

おととい試写で観た『カフェ・ソサエティ』というウディ・アレン映画のキャスティングがあまりにひどかったので(それについては映画ブログに書きます)、それと比べるとますますこのドラマのすばらしさが際立ちます。いや、別に比べなくてもいいんだけど(´▽`;)


以下、シーズン1・第6話以降のキャストとシーズン1全体の感想。


※ネタバレありです。



5話まではあまり活躍のなかったキャラ&6話以降に登場のキャラ


ロメロ保安官

脇キャラかと思ってたら、とんでもない!陰の実力者とでも言うべき、ベイツ家の住む街の実権を握る?男でした。

10話で、ノーマを脅していた人身売買の元締めアバナシー(偽名)に札束入りのボストンバッグと引き換えに「取り引き」を持ちかけたときは一瞬ガッカリしましたが、男がボストンの中身を確かめようと身をかがめた瞬間、銃で撃ち殺してしまったのはちょっぴり小気味よかった(^-^; 保安官なのにいいのか?!ってのは置いといて(置いといていいのかどうかはともかく)。

"When I say 'trust me,' trust me."(「わたしを信じろ」と言った時は信じろ)

そのあとノーマに「もう出てきていいよ」と声をかける、「知ってたんかい!」なシーンもよかった。「わたしを信じなさいと言ったら信じなさい」のセリフもちょっとかっこいい〜(*´▽`*)


Dr.クラタ

出てきた瞬間、思わず笑ってしまったのは、役柄がコミカルなわけではなく、役者さんがカナダで撮影されるドラマや映画に必ずと言っていいほど見かける人だから。

このドラマでの彼はノーマンがカウンセリングを受けた方がいいと学校に言われて登場したカウンセラーの役です。

このヒロ・カナガワという役者さん、英語になまりもないし、ヒーローズリボーンでは日本語がたどたどしかったような記憶があるし、てっきりカナダ生まれのカナダ人かと思ってたら、実は日本生まれだったことが判明(日本語ウィキのページもありました→ヒロ・カナガワ)。

出演作は今ぱっと思いつくだけでも『ゴジラ(2014年)』『The 100』『iZombie』『The Magicians』などなど多数。なお、ヒーローズリボーン以外はすべてバンクーバー撮影で、The 100 は覚えてないけどそれ以外はすべて日本人の役というのも珍しいかも。

てか、バンクーバーの中年アジア人(日系)俳優はヒロさんしかいないのかってくらい引っ張りだこで、同じ日本人として勝手に誇りに思えてきたりして(癶ヮ癶)


ワトソン先生

最初は脇キャラと思ってたワトソン先生、シーズン1の後半ではノーマンに急接近し、ノーマンの書いた詩がすばらしい、と出版をすすめますが…


なんと、10話のラストでは死体に…!Σ(゚∇゚*)!!
まだまだ彼女の姿を見られると思ってたのでショックでした(ー_ー;

流れ的に、ノーマンが殺したけど、父親を殺したときのように記憶が飛んでしまってるのかなと思わせる終わり方でした。

シーズン1ではワトソン先生の殺害シーンは出てこないので、ノーマンが去ったあとにだれかがやって来て殺した、という可能性もなきにしもあらず、ですが。


おおまかなあらすじと感想


まずはこれを書けって話ですが、なんせ個々のキャラや俳優さんについて書きたくなっちゃうドラマで、先にそっちを書きました(^-^;

おおまかなお話をひとことで書くと、夫を亡くしたノーマ・ベイツが17才の息子を連れてオレゴンの海辺の小さな町ホワイト・パイン・ベイに引っ越し、夫の生命保険で買ったモーテルの経営を始めようとするお話。

この「夫を亡くした」というのは建前で、実は母親に暴力をふるう父親にカッとなったノーマンが殴ったのが真相なのですが、ノーマンは強いストレスを感じたり激怒したりするとブラックアウトしてしまい、自分が父親を殴ったことも全く覚えていません。

最初はノーマがノーマンの行動をいちいち詮索するのに違和感を感じましたが、息子に異常なところがあるのを知っていたのもそうさせた理由のひとつなのかも。

で、最初ひとりっ子だと思ったノーマン、実は4才年上のお兄さん(ディラン)がいました。このディランも最初はどうしようもない放蕩息子みたいな印象を受けたけど、実はとっても情の深い、いいヤツなんですよね〜。ホレそう(*´▽`*)


6話でノーマンの父親の死の真相をディランに話すノーマ


ノーマンはブラッドリーという人気者の女の子を好きになり、彼女の父親の死を通して急接近。家に呼ばれて一夜を共にするものの、それがノーマンの幻覚なのか夢なのか現実なのか、しばらくわかりませんでした(^-^; 実際、現実だったんですが、ブラッドリーは「私には彼氏がいるから」と距離を置こうとします。

ノーマンを好きなエマという女の子は、ちょっぴりオタクっぽいニオイはするけど超かわいくて、どうして自分を卑下するのかわからない。ブラッドリーみたいにバブリーな空気はないけど、十分モテそうなのになあ。

余談ですが、エマ役の女の子もイギリス人(役上でも「イギリスから5年前に引っ越して来た」設定)なので、ノーマン役のフレディ・ハイモアと2人して「イギリス人なのにアメリカ英語を話してる」のがおもしろいなと思いました。

さらに興味深いのが、ノーマンとエマのお父さん(役上もイギリス人)のシーン。イギリス英語を話すお父さんを相手に、イギリス人であるフレディくんがアメリカ英語を話すのって難しくないのかなってちょっと思いました(笑)。


で、「私とダンスパーティに行ってくれる人なんていない」と卑屈になるエマを「友人として」ノーマンは誘い、2人は出かけますが、そこで彼氏といっしょのブラッドリーをちらちら見てしまうノーマンに腹を立てたエマは「私、もう帰る」とひとりで帰ってしまいます。

どこ見てんだよオラッ!とでも言いたげな視線↓

そのあとノーマンはブラッドリーの彼氏(リチャード)に「おれの女にちょっかい出すな」と殴られ、血を流すけがを負います。



足もないので大雨の中を血を流しながら歩くところに通りかかったワトソン先生にひろわれて、自宅まで行くのですが…

けがの手当てをしてもらったあと、ドアをあけたままで着替えるワトソン先生。そこにノーマの幻覚が登場し、「あの女、あなたを誘惑しようとしてる。何をしたらいいかわかってるわね…」とささやきかけるのでした。

そこからはブラックアウトし、気づいたら大雨の中を走っていたノーマン。ちょうど帰って来た母親(本物)に「どうしたの」と聞かれても、何も覚えてないんですよね…(^^;

ノーマは、ちょうどロメロ保安官がアバナシー問題を片付けてくれた直後だったので「もう大丈夫」と心底ホッとして息子を抱きしめ、そこで物語が終わるのかと思いきや、最後の最後に床に横たわるワトソン先生の死体が大写しになるのでした(→o←)

これでシーズン1は終わり。思わず気になってシーズン2に突入です!


「殺人の町」?


ホワイトパインベイって、小さな町のわりに殺人事件がよく起こるなあと感じて数えてみました(笑)。

  • ノーマは自分をレイプしたキース・サマーズをメッタ刺しにして殺害(1話)
  • エヴァン(ディランの相棒)が街中で撃たれ、撃った男をディランが轢き殺す(5話)
  • シェルビーは自分の家に隠していた中国人女性を(おそらく)殺害(6話か7話)
  • そのあとノーマたちを殺そうとしたシェルビーをディランが射殺(6話か7話)
  • ロメロ保安官がアバナシー(偽名)を射殺(10話)
  • ワトソン先生が何者か(ノーマン?)に刺殺される(10話)

…ひぃ〜、10話のうちに7人も殺されてるΣ(゚∇゚*)!!

この町での出来事じゃないけどノーマンの父親も1話で亡くなっているので、合計8人もの死人を出すとは、ちぃと死に過ぎじゃないかね…。

もしワトソン先生を殺したのがノーマンだとすると、ノーマンはシーズン1だけで2人殺してることに(^-^; それを言うならディランも2人殺してますが(1人は自己防衛)。


おまけ 〜 撮影場所について


『ワンス・アポン・ア・タイム』によく出てくる場所や、地元民にはおなじみの場所が出てきて「ここにヴェラ・ファーミガが来てたんだ〜!!!」と大興奮(笑)。

シーズン5の撮影はいつになるのかわからないけど、これが最後のチャンスだし、もし撮影情報をゲットすることができたら観に行きたいな〜(癶ヮ癶)


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Posted on Friday, July 29, 2016
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